2021年を終え、いよいよ2022年が始まりました。皆さんは去年1年を振り返ればどのような年になりましたか？ 少し自分語りをさせてもらいますが、私は今からちょうど一年ほど前にアメコミの原書（英語版）を読み始め、今年の8月には当ブログを開設させていただきました。私にとってはまさにアメコミイヤーとなった1年でしょう。さて、そこでこの記事では2021年に読んだアメコミの中でも特に面白かった「ベストアメコミ」を発表させていただこうと思います。題して、マイズナー賞2021。毎月末に発表している月間ベストアメコミも併せてお楽しみください。
〈アベンジャーズ編〉
AVENGERS/INVADERS
まずはアベンジャーズの中からから紹介したいと思います。シビルウォーとキャプテン・アメリカの死亡から約1年後。未だ超人登録法の是非をめぐって争う2つのアベンジャーズの前に、第二次世界大戦時代に存在した伝説のヒーローチーム、インベーダーズがタイムスリップするというストーリーです。いわゆるお祭り作品故にツッコミどころもあるのですが、それ以上に興奮すること間違いなし。色々な方にオススメしたい1冊です。
〈アイアンマン編〉
IRON MAN THE ENDelekingpit.hatenablog.com
当ブログの読者様ならご存知の通り、私がアイアンマン好きだからという理由で多数のアイアンマンシリーズを取り上げさせていただきました。中でもアイアンマンの最終回を描いた今作は、「古き人間」となってしまった未来主義者のトニーがアイアンマン引退を決意するというお話です。特に「トニースタークは明日を楽しみに待っているよ」というトニー自身のセリフは、ファンなら胸に込み上げるものがあるのでは無いでしょうか？
〈その他編〉
NYX WANNABE
X-MenやSTARWARS等はあまり多く読んでいないため、全て「その他」に含ませていただきました。父の死以来反抗ばかりしてきたキデンが、父の霊に導かれて様々な運命に出会うというお話。思春期ゆえの割り切れなさ、「大人」への拒否感と受容が上手く描かれた作品だと思います。読む時期によって見方が変わりそうだという感も覚え、何度読んでも新たな発見ができる1冊でしょう。
〈総合1位〉
AVENGERS ENEMY WITHINelekingpit.hatenablog.com
最後に紹介するのはAVENGERS ENEMY WITHINです。死亡したと思われていた初代キャプテンマーベルの宿敵ヨン=ログが復活、現代のキャプテンマーベルと全てを賭けた戦いを挑むお話です。超王道のストーリーに加え、何代にもわたって継承され続けたキャプテンマーベルの存在意義を改めて問い直した傑作でしょう。王道ヒーロー物故の爽快感、何回読んでも褪せない興奮度、いつまで経っても冷めない読後感がどれも最高でした。是非皆さんも読んでみてください！
