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【第10回】世界を守るトニー・スターク長官

シビルウォーに勝利し、SHIELD長官という地位を手に入れたトニー。本人は望まずして手に入れた地位ですが、世界平和のために尽力したことは間違いありません。トニーは世界平和のためにどのようなことをしたのか? 今回も不定期更新のオタク語りコラムです。
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前回のコラムはこちらelekingpit.hatenablog.com

 

〈キャップのいない世界で〉

SHIELD長官となったトニーが最初に求められたことは何なのでしょうか? 当時はシビルウォー戦後直後。混乱するヒーローコミュニティをまとめ上げる存在が必要でしょう。しかしその最適任とも言うべきキャプテン・アメリカが死亡してしまいます。キャップの刑罰は懲役数ヶ月だったため、トニーがどれほどキャップの刑を軽くするため尽力したかは想像に難くありません。そんなトニーが混乱したヒーローコミュニティをまとめなくてはならなかったのです。そこでトニーは、キャップのような信頼ではなく政策で事態を乗り切ろうとします。それが51ステートイニシアチブでしょう。51ステートイニシアチブは、アメリカの各州にヒーローチームを配置するというもの。これで登録法賛成派だけでアメリカ全州の治安を維持することが可能となりました。また、シビルウォー当時に比べて反対派への強制捜査なども少なくなったような印象を受けます。一方で、シビルウォーに参戦しなかったヒーロー達への勧誘は欠かさず行っています。これは何故なのか? トニーはIron man civil warでその胸中を語っています。守ろうとしているのが何故わからない?と。トニーはヒーロー達を守ろうとしていたのです。それが時には滑稽な姿で描かれることもありますが、トニーはヒーローを国家の敵にしないために常に尽力していたと言えるでしょう。ヒーローコミュニティと政府やSHIELD間で起きていた摩擦も、トニーが仲介役となることで解消していました。傷ついたヒーローコミュニティの復興と維持に全力を出していたのです。
f:id:ELEKINGPIT:20240509224137j:imageアベンジャーズとして、SHIELD長官として闘うトニー。その真意はヒーローを守るためだった。

 

ヒーローコミュニティの復興に尽力していたトニー。しかしそれだけではありません。トニーはキャプテン・アメリカの死以来、キャプテン・アメリカのいない世界を守らなくてはならなくなりました。その心情はどのようなものだったのでしょうか? 多くは語られず、読者の想像に委ねられていますが、1つもわかることがあります。トニーはキャップの死に対して罪悪感を覚えていたようです。そんなキャップに対して、そして自らがきっかけで死んでいった者に対して、贖罪をし続けるのがSHIELD長官期のトニーと言えるのではないでしょうか? With iron hand編にて、トニーは自らの手で大勢殺したと言っています。これはトニーの決断や責任で死んでいった者たちを指しているでしょう。その者たちの名前を全て覚え、考えなかった日はないというトニー。SHIELD長官として贖罪を背負い続けようとしていたのです。自らの判断や責任で死んでいった者たちにはキャップも含まれていました。ならばトニーは贖罪をどのように果たすのでしょうか? 立場上最もシンプルな方法があります。世界平和です。トニーは贖罪を果たすために世界平和とその維持を掲げていたと考えられます。しかしそれは常人では耐え難いものであったと考えられます。重すぎる責任から贖罪を果たすため、世界の平和を守り続けるトニー。ヒーローコミュニティの復興に尽力しながら世界平和を維持し続けるのが、SHIELD長官期のトニーの果たしたことだと言えるでしょう。
f:id:ELEKINGPIT:20240509231457j:imageテロリストから世界を守るトニー。それは責務なだけでなく、贖罪を果たすため。

 

〈まとめ〉

シビルウォー後SHIELDの長官となったトニーは、ボロボロに傷ついたヒーローコミュニティを復興する必要がありました。トニーが行った施策は51ステートイニシアチブと呼ばれるもので、アメリカ全州にヒーローチームを配置したのでした。また反対派への取り締まりをやや弱めた一方、シビルウォー戦中にいなかったヒーローらを超人登録法の賛成派に勧誘することで、ヒーローが国家の敵にならないように尽力していました。一方SHIELD長官としての責務で時に残酷な選択を迫られたトニー。その選択の中で死んでいった者たちや親しかった人々の死に責任と罪悪感を覚えていました。そこでトニーは贖罪を果たすため、世界平和を成そうとしていたことが伺えます。しかしそれは常人では耐え難いほど重い責務。後のSecret invasionで潰れてしまったことから、わずか1年で限界を迎えていたのではないかということが推測できるでしょう。トニーはもう限界だったのです。それでも責務と贖罪を果たそうと尽力した結果、後に記憶を失うほどの戦いを強いられることとなります。21世紀型アイアンマンとは、「未来を目指すテストパイロット」「フューチャリスト」であるということは以前コラムでオタク語りさせていただきました。その上で「ヒーローコミュニティの復興」「贖罪のための世界平和」を背負っていたのがSHIELD長官トニー・スタークだったのです。