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MARVELやSTAR WARSなどのアメコミを、ネタバレ有りで感想を書くブログです。更新頻度は気分次第。他にも読みたいものを気まぐれに

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CAPTAIN AMERICA THE END

今回もTHE ENDシリーズからCAPTAIN AMERICA THE ENDを紹介したいと思います。1941年に誕生して以来MARVELヒーローズの最前線で戦い続けてきたキャップが迎える最後とは? アメリカンドリームの体現者と呼ばれたキャップ最後の戦いとは? 目が離せません。
f:id:ELEKINGPIT:20211123083208j:imageCAPTAIN AMERICA THE END

 

他のTHE ENDシリーズelekingpit.hatenablog.com

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〈あらすじ〉

レッドスカルが死んだ。キャップとの闘争に決着がついたのだ。しかしそれは新たな悪夢の始まりに過ぎなかった。レッドスカルの遺体からばらまかれた毒ガスが世界中に広まり、人類存続の危機に。感染した者は新たなレッドスカルとなるのだ。キャップの戦いは終わらない。

 

〈守るべき自由〉

世界中の人々がレッドスカル化するという衝撃の展開から始まる本作。ニューヨークは既に一面レッドスカル化した人々で埋め尽くされており、キャップはその群衆と戦い続けていました。終わりのない戦いに終わりは来るのか? ニューヨーク中を駆け回るキャップの姿を見て、私自身そんな不安に包まれました。キャップの心中がどうだったのかは分かりませんが、それでも絶対に倒れない精神力は未だ健在です。ショッピングモールから様々な場所を戦場にし、とうとう地下へ逃げ込んだキャップ。ここからは逃げ場もなく迎え撃つしかない……と思われたその時、地下シェルターに生き残った人間を発見しました。f:id:ELEKINGPIT:20211128084335j:image 地下シェルターで過ごしていたニューヨーク最後の人類。家族のような強い絆で結ばれている。

 

キャップはようやく見つけた最後の希望だと信じます。安全を確保した後、キャップはマスクを脱いでこの世界に何があったのかを話し始めます。小麦色の髪はすっかり白くなっており、険しくも勇ましい顔にはいくつものシワが出来ていました。とはいえシェルターの扉が破られ、キャップは再び戦いへ身を投じました。数人の犠牲を出しながら何とか突破口を開き、墜落したヘリキャリアを新たな拠点とするために動き始めます。しかしヘリキャリアにはレッドスカル化したM.O.D.O.K.や大量のレッドスカル軍団が。いくらキャップでもこれら全員を相手に勝機はありません。真っ直ぐ自分を殺しにくるレッドスカル軍団を見て、キャップはある考えが浮かびます。もしレッドスカル軍団が自分を殺したとして、その後この世界には何が起きるのだろうか? 新人類としてこの世界を再び豊かな方向へ導くのではないか? キャップの殺戮マシーンだったレッドスカル軍団を新人類と考えるなら、世界のために死ぬべきではないのか? 
f:id:ELEKINGPIT:20211128091630j:image最後の人類グループも壊滅状態となった今、キャップが世界にできることとは? アメリカンドリームは潰えたのか?

 

しかしその結論を出すには、あるひとつの謎が残されていました。何故キャップはレッドスカル化しなかったのか? レッドスカルが撒いた毒ガスにキャップも晒されているはずだし、何より長年の戦いで常に無傷だったなんて考えられません。レッドスカル軍団の攻撃で感染するこのウイルス、何故キャップはレッドスカル化しなかったのでしょうか? 生き残った人類のリーダー的な存在であり元医者のエイハブは、超人血清にその秘密があることを解き明かしました。それどころか血清と完全適合したキャップの血液を使えばレッドスカル化した人々への治療すら可能とのこと。キャップは究極の自己犠牲を成すと決意します。レッドスカル化した全ての人々へ血を提供するのです。この世界に住む全ての人々のために、キャップは喜んでその身を捧げました。
f:id:ELEKINGPIT:20211128092613j:image世界を救うため、最後の一人が治るまで血を提供し続けると決意したキャップ。新世界にアメリカンドリームの礎を作るため、究極の自己犠牲を成す。