アメコミ
SECRET INVASIONの影の立役者として、キャプテン・マーベルの名前を出す人は多いでしょう。本編ではサンダーボルツを救出し、スクラルの大艦隊を撃沈させる大活躍を見せました。そんな突如として現れたキャプテン・マーベルの再登場と正体に迫るのが、本作SE…
スクラルの大侵略に巻き込まれたのは、アベンジャーズだけではありません。若きヒーローたちは、スクラルの変身のターゲットにはされませんでしたが、命がけでスクラルと戦いました。本作はそんなティーンヒーローとスクラルの戦いを描いたSECRET INVASIONの…
シビルウォーの後、アベンジャーズは超人登録法賛成派と反対派に分かれ、互いに争っていました。そんなアベンジャーズ分裂期を終わらせた戦いが、このSECRET INVASIONです。スクラルによる大侵略を描いた本作は、アベンジャーズもX-MENも巻き込んだ大いなる…
アイアンマンSHIELD長官編もいよいよ佳境に入ってきました。事実上の最終回である本作は、エクストリミス編、シビルウォー、そして長官期という21世紀から始まったシリーズの総括のような立ち位置となっています。トニーの覚悟と責任が垣間見える傑作で、フ…
アメリカの歴史において、黒人と白人の差別問題は避けては通れないものです。それは例え超人であっても同じ。本作は、そんな黒人と白人の差別問題を取り扱った作品です。偉大なヒーローであってもパンチでは解決できない問題がそこにはありました。 Adam: Le…
SHIELD長官として、世界の平和を背負うこととなったトニー。前回はその覚悟が問われることとなりました。今作ではそんなトニーが文字通り世界のために動き出します。 Iron Man, Haunted Amazon Iron Man: Director Of S.H.I.E.L.D. - The Complete Collectio…
アイアンマンの初期シリーズは、時に奇想天外な物語で私達を楽しませてくれます。今作もそんな名作の1つ。予想を裏切る展開の連続ですが、その中で王道をなぞるストーリーが綴られます。流石に古臭さは否めないものの、色褪せない部分もあるためファン必見の…
失敗とどう向き合うかは、答えのない難しい問いでしょう。しかしベストオブベストを目指すキャロルはそんな問いに応えねばならないでしょう。本作は2つの短編からキャロルと失敗が描かれました。 Ms. Marvel Vol. 4: Monster Smash (Ms. Marvel (2006-2010))…
アルティメットユニバースの中でも最も謎の多い人物の1人に、ソーが挙げられるでしょう。自らを北欧神話の雷神と語るソーですが、自分を神と思い込んでる妄人とも考えられています。そんなソーの過去が掘り下げられるのが本作、ULTIMATE COMICS THORです。ア…
AXIS本編でも活躍していたサム。本編ではハルクのハルクことクルハに突撃してフェードアウトしてしまいましたが、本作ではその活躍が描かれています。オリジナル・シンを乗り越えたノヴァを待っている危機とは? 新たなステージが提示されました。 Nova Vol.…
人間には善も悪も存在します。ヒーローにもヴィランにも当然それはあるでしょう。それを描いたのが本作、アクシスです。前半では王道ヒーローの物語を展開させることで、より反転させた側面を際立たせています。ヒーローが悪に落ちる展開自体珍しい展開ですが…
物語をを創作する上で重要なピースの1つに、意外性というものが挙げられるでしょう。マーベルにも多くの驚異溢れる物語がありますが、中でもAXISほど意外性に富んだ作品は多くないように思います。世界の破滅の危機が序章で終わり、ヒーローとヴィランが反転…
マーベルユニバースを激震させた事件はいくつかありますが、キャプテン・アメリカの交代ほど私達を驚かさせる出来事は多くないでしょう。かつてスティーブが殺された事件では、バッキーのがキャプテン・アメリカを受け継ぎました。そして今作では、キャプテ…
ミュータントの革命を目指すサイクロプスらX-men。憎まれようともミュータントと人類の平和的共存を目指していますが、世界からはチャールズ・エグゼビア殺害の罪で国際指名手配されています。そんなX-menがSHIELDと戦うのは、必然だったかもしれません。 Un…
World war hulk本編では無惨にも敗れてしまったトニー。タイインである本作は、その決意が語られていました。ハルクの怒りに敗れたアイアンマンですが、相応の覚悟を持って挑んでいたのです。 Iron Man: Director of S.H.I.E.L.D. #19 (English Edition) ア…
テロリストとして指名手配され、過酷な道を歩むサイクロプス率いるX-men。しかしだからこそ、厳しい訓練や日常に癒やしを求めることは必須です。今回はタカ派のX-menの、ちょっとした箸休め回です。 Uncanny X-Men Vol. 3: The Good, The Bad, The Inhuman (…
ハルク世界大戦というタイトルがつけられた本作は、やはりバトルが醍醐味と考える方も多いでしょう。実際ダイナミックな絵柄から繰り出される大迫力のバトルは手に汗を握るものがあります。ところがその物語は悲劇的なものでした。悲劇故に争うしかないシー…
リビングレーザーとの戦いから始まったArmor wars Ⅱは、何者かにトニーが操られていることが発覚する不穏な展開が繰り広げられました。一方でその中にはトニーの成長が垣間見える場面も。しかしだからこそより高い壁が待ち受けているのです。名作Armor wars …
キャロルとともにシビルウォーを戦い抜いたアラーナ。その後もドゥームズデイマンどの戦いに参戦するなど活躍が目立ちますが、そもそもアラーナとはどのようなヒーローなのでしょうか? 今作はそんなアリーナのオリジンが描かれています。ティーンエイジャー…
様々な試練を乗り越え、なおもアイアンマンとして立ち続けるトニー。アーマーウォーズや半身不随をも打ち破ってみせますが、立ちはだかる試練は枚挙にいとまがありません。第2次アーマーウォーズと銘打たれた本作は、大胆なアートで展開され今なお名作として…
2000年代のX-menは、映画の公開もあり多くの人々が注目するヒーローチームとなったでしょう。そんな中スタートしたのが本シリーズです。冠詞は伝統的な「Uncanny(不気味な、異様な)」から「Astonishing(驚かせる、仰天させる)」へ変わったことからも、新たな…
海中にある王国、アトランティス。その王であるネイモアはなんとキャプテン・アメリカよりも歴史の古いキャラクターであり、様々な場面で活躍してきました。時にはヒーローの敵としても登場するネイモア。そんなネイモアの魅力がたっぷりと詰まった作品が本…
ニュージャージーの新ヒーローとしての決意を固めたカマラ。その活躍はこちらの世界でも大きく話題を呼びました。待望の第2巻となる本作は、前回以上にメッセージ性の強いものとなっております。このメッセージ性もまた、本シリーズを人気作に押し上げた理由…
ベストオブベストなヒーローとなることを目標に活動するキャロル。内戦では賛成派として戦い抜きましたが、今作ではさらなる飛躍を目指します。目指すべきゴールはどこにあるのか? 3つの短編が集まった今作で、キャロルは少しずつ成長を見せます。 Ms. Marv…
アルティメットユニバースのキャプテン・アメリカは、正史世界のそれとは違い過激な面が目立ちます。高潔の代名詞のような正史世界のキャプテン・アメリカと違い、アルティメットユニバースののキャプテン・アメリカは時に汚い手も容赦なく使います。ではそ…
ヒーロー同士の内戦を経て勝者となったトニーは、SHIELDの長官という地位を得ました。今作はそんなSHIELD長官として活躍するトニーを描いたシリーズの第1作目です。強大な権力を手に入れたからこそ見えてくるトニー・スタークという人物像と、その覚悟があり…
戦争という悲劇を選んでしまったシビルウォー。様々な要素が複雑に積み重なった結果起こった出来事ですが、「もしも〇〇だったら?」という妄想が尽きないのもまた事実。本作ではそんなシビルウォーの「もしも」の世界が2つ描かれます。果たして「シビルウォ…
超人登録法を巡る戦いに勝利し、SHIELDの長官となったトニー。時に手を汚してでも確実に勝利しようとする姿勢は、私達の思い浮かべるヒーロー像とは違うように見えた方もいるでしょう。しかしそもそも、何故トニーが超人登録法賛成派の筆頭に立ったのか、そ…
キャプテン・アメリカの死。それは1つの時代が終わったことを告げる象徴であり、変わってしまった現代への皮肉とも言える出来事でした。しかしそれだけで終わらせてはいけません。時代が進めばキャプテン・アメリカは即不要なんて残酷な話はないでしょう。時…
キャプテン・アメリカの死は、本編では周囲の反応とその後に焦点を絞られて描かれました。しかしキャップを尊敬し敬愛しているのはそれだけではありません。本作はキャップの死を、「死の受容プロセス」になぞらえて多くのヒーローが受け入れる姿を描いてい…