2023-01-01から1年間の記事一覧
アメリカンヒーローコミックスは時に現実で起きた事件をモチーフにストーリーを描くことがあります。今作、シークレットウォーもその1つ。9.11を題材に正義の在り方を問う言わば怪作です。同じ9.11を題材にしたCaptain America New Dealは怒りがテーマなら今…
どんなベテラン兵士よりも長く激しい戦いを経験してきたキャプテン・アメリカ。それゆえか数多くの宿敵が虎視眈々とその首を狙い続けています。今作はそんな宿敵の1人との出会いから決着までを描いたミニシリーズです。マーベルユニバースの歴史を辿りながら…
アーマーウォーズを終え、困難から立ち直ったトニー。しかし人気が続く限り物語が終わらないのがアメリカンヒーローコミックスというもの。一難去ってもまた一難が降りかかるのが常なのです。今作は、そんなトニーが人生で最大の危機を迎えました。第2次アル…
アーマーウォーズも集結し、平和な日常を取り戻したトニー。しかしその瞬間を付け狙うヴィランもまだまだ大勢いるのが現実です。今作はいわゆる閑話休題的な作品なのですが、スパイダーマンとのチームアップ回でもあります。精神がようやく落ち着いたトニー…
アイアンマンを代表する作品といえば? Demon in a bottleやArmor wars同様に必ずと言っていいほど名前が挙がる作品があります。EXTREMISです。映画アイアンマン3の原案にもなった作品で、アディ・グラノフ氏のアートも相まって後続のシリーズへ大きな影響を…
アルティメットユニバースを代表する作品群の1つに、ULTIMATUMが挙げられるでしょう。今作はそれまでの物語の区切りとなっており、今作以前と以降で分類がわけられるほど大きなターニングポイントとなりました。そのためアルティメットユニバース全体へ与え…
リベレイターズとの戦いを経て、SHIELDからの自立を決意したアルティメッツ。しかしその後の道筋は決して平坦なものではありませんでした。今作は醜くも美しく、決して清廉潔白でないからこそ輝きを放つアルティメッツの、ある意味で等身大な姿を描き出した…
スパイダーマン、FF、X-Men、アルティメッツ……今やアルティメットユニバースにも多くの超人が誕生しました。宇宙人や別次元との戦いも描かれ、ユニバースの広がりを感じさせる場面も多々ありました。そんなアルティメットユニバースの原点とは何なのでしょう…
よりリアリティある世界を目指し構築されたアルティメットユニバース……とは言うものの、アルティメットユニバースも広義のマーベルユニバースの1平行世界に過ぎません。ファンタスティック・フォーがゾンビユニバースを観測したように、既にアルティメットユ…
マーベルユニバースには大戦時代から活躍しているヒーローが少なからず存在します。中でもキャプテン・アメリカとウルヴァリンほど有名なヒーローはいないでしょう。後者は後付け設定ではありますが、大戦時代の描写は多く存在します。不殺の信念で盾を掲げ…
ギャラクタス三部作を終え、地球史上最大の危機を乗り越えたアルティメットユニバース。今作はそんなギャラクタス三部作の後日談とも言うべき内容です。ガー・ラク・タスの襲来を告げたヴィジョンが主役の本作。ギャラクタス三部作の始まりを象徴するキャラ…
EP4以降のベイダー卿を描く今シリーズもいよいよ最終巻となりました。デス・スターやサイムーン1破壊の責任を負い、降格処分される場面からスタートした今シリーズ。ドクター・アフラなどの新キャラの登場を始め、ルーク・スカイウォーカーの猛追や、前回で…
世界の危機に何度も立ち向かうアベンジャーズ。だからこそ多くの人々はアベンジャーズへ理想のヒーロー像を重ねるのでしょう。地球最強のヒーローチームとして、地球代表としてアベンジャーズはある問題に直面していました。 Avengers (1998-2004) #26 (Engl…
ギャラクタス3部作も今作でいよいよ最終章となりました。具体的な姿が見えぬまま宇宙に恐怖をばら撒く存在として語られ続けたガー・ラク・タス。これまで何度も人類の敗北は必至であることが伝えられてきました。しかしアルティメットユニバースには、人をの…
ギャラクタス3部作も今作で2作目となりました。宇宙から飛来したヴィジョンにより、アルティメットユニバースへ衝撃を与えた前回。正史世界では描けない展開を踏まえた本作は、アルティメットユニバースならではの更なる拡大を見せました。ファンタスティッ…
リアリティのある世界観を目指して構築されたアルティメットユニバース。そんな世界へ激震を起こしたのが、後にギャラクタス3部作と呼ばれる作品群です。正史世界でもギャラクタスの初襲来は古典的名作の1つに数えられており、ギャラクタス3部作の期待値は嫌…
アルティメッツの台頭と加速するX-Menの活躍。徐々に広がるアルティメット・ユニバースに、クロスオーバーへの期待はグングンと上がっていたことでしょう。本作ULTIMATE WARは、X-Menシリーズの1作でありながら初めて全面的にアルティメッツとクロスオーバー…
暴走したエグゼビア教授の子ども、デイビットに辛くも勝利したX-Men。今作は次回ultimate warや今後へ向けた展開がなされました。正史世界の要素も少しずつ取り入れながら広がるストーリーに期待値はグングンと上がるものです。 Ultimate X-Men Vol. 4: Hell…
スクラルの侵略を退けてなお、仲間同士での争いに終始するアルティメッツ。前回はソーを捕らえ、ハルクを死刑に処すなど波乱の展開が続きました。さらにアルティメッツに裏切り者の存在が示唆され、更なる混沌さえ予想されます。正史世界と比べ未熟な一面が…
着々と戦果を上げつつある反乱軍を描いた本シリーズ。反乱軍の活躍に期待が止まらない中、今作では物語に新たな軸が追加されます。ライバルの登場です。ルークの前に現れた最強のストームトルーパーの正体とは? 常に反撃のチャンスを窺う反乱軍を脅かす無双…
ミュータントのタカ派として、革命を行おうと立ち上げた新生X-Men。アベンジャーズとの争いやセンチネルの襲撃など、開始早々八方塞がりな印象を受けます。しかし八方塞がりだからこそサイクロプスは革命を決意したのです。決して一枚岩ではないミュータント…
アベンジャーズとの地球規模の戦いの後、X-Menは2つのチームに分裂しました。伝統あるタイトルを引き継いだ本作は、そんな分裂した一派、サイクロプス率いるチームです。その目的はこれまで通り人類とミュータントの平和的共存。しかしこれまでと違う点に、…
長きに渡る戦い、アーマーウォーズもいよいよ今回で決着です。根幹であるアイアンマンとしての技術も、ヒーローとしての名誉も失われた今。トニー・スタークがそれでもアイアンマンであり続ける意味とは? 名作と名高いアーマーウォーズの果ては見逃せません…
自由と平等を唱え世界の頂点に立つ国家、アメリカ。しかしその歴史は決して輝かしいものばかりではありません。今作はそんなアメリカの暗部に焦点を当てた物語となっています。星条旗を纏うキャップだからこそ無視する訳にはいかないアメリカの影。今作も前…
弱きを助け悪と戦う。多くの超人が存在しているマーベルユニバースでは、正義のヒーローと極悪のヴィランが戦う光景は日常茶飯事となっています。しかしヒーローとて人間、四六時中戦い続ける訳にはいきません。本シリーズはホークアイの休日に焦点を当てた…
アマゾンの戦士として強く逞しい姿を見せたワンダーウーマン。自身のアイデンティティもゼウスの子どもという事実に揺り動かされましたが、母の愛に気付き立ち上がるという熱い展開がなされました。一方で戦士という面が強調されており、ヒーローたる所以は…
誰でもアーマーを着用できても、アイアンマンになれるのはトニー・スタークだけ、という話は当ブログでも何度も取り上げさせていただきました。ではトニー本人はアイアンマンをどのように捉えているのでしょうか? 本作は新世紀に入りアイアンマンの新たな方…
プロローグから始まったアーマーウォーズも、いよいよ佳境に突入しました。これまで多くの苦難を乗り越えてきたトニーですが、今回も避けては通れない出来事が起こります。キャップとの対面です。demon in a bottle編や第二次アルコール中毒期など、節目節目…
多くの死線をくぐり抜けてきたX-Men。既に戦士としての経験もあり、頼もしく見えてきた頃合です。しかしX-Menの大半は戦士である前に20歳にも満たない若者。時折若者らしい一面もあり、それ故に迷いを捨てきれない部分も。そしてこれまで教授として、親のよ…
ヒーローの活躍が実際の人々に勇気を与えるという例は、我々ファンも含めると枚挙に遑がないでしょう。中でも大きな影響を与えた1人がワンダーウーマンです。第1次女性解放運動以来、女性の社会進出と共に活躍し続けてきました。今回はそんなワンダーウーマ…